肺炎球菌ワクチン 大人
2018年9月3日
肺炎は日本人の死因の第3位であり、肺炎で亡くなる方の約95%は65歳以上の高齢者です。
高齢になると発熱、咳といった肺炎の典型的な症状ではなく、元気がない、食欲がないといった様子しかあらわれないことがあります。そのためご家族などが肺炎と気づかないうちに重症化する危険性があります。症状が急速に進み、突然呼吸困難に陥ることもあります。
また、ご高齢の方が肺炎で入院すると、認知症の症状が起こったり、筋力が衰えたり、糖尿病や心臓の病気が悪化したりすることもあります。このように、肺炎は65歳以上の高齢者にとって健康を大きく損なう病気であるため、その予防は重要です。
平成30年度接種対象者
今年度に以下の年齢になる方が 定期接種となります。 |
65歳 |
昭和28年4月2日~ 昭和29年4月1日生まれの方 |
70歳 |
昭和23年4月2日~ 昭和24年4月1日生まれの方 |
75歳 |
昭和18年4月2日~ 昭和19年4月1日生まれの方 |
80歳 |
昭和13年4月2日~ 昭和14年4月1日生まれの方 |
85歳 |
昭和8年4月2日~ 昭和9年4月1日生まれの方 |
90歳 |
昭和3年4月2日~ 昭和4年4月1日生まれの方 |
95歳 |
大正12年4月2日~ 大正13年4月1日生まれの方 |
100歳 |
大正7年4月2日~ 大正8年4月1日生まれの方 |
60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方 |
(MSDホームページより https://www.haien-yobou.jp/)
今年度(平成30年度)の高齢者の肺炎球菌感染症の定期接種の対象期間は、平成30年4月1日から平成31年3月31日までとなります。期間内に接種しなかった場合は、定期接種の対象とはなりません。任意接種では接種出来ます。当院でも、肺炎球菌ワクチンを接種出来ますのでご相談ください。