風邪ってなに?
2018年11月6日
こんにちは。
葛西エリアで小児科・内科・外科を行っている、まなべファミリークリニックです。
「風邪を引いた」とよく言いますが、本当は風邪は病気の正式な名前ではありません。
風邪とは何か、どういう病気なのかを今回はお話します。
■風邪とは
風邪の正式な名前は「かぜ症候群」です。
「症候群」とは、病気になって起こる特定の症状の集まりのことです。
■風邪を引き起こす病気
ウイルス性の病気としては、
・普通感冒
・インフルエンザ(流行性)感冒
・咽頭炎
・気管支炎
などが風邪に含まれます。
いずれの病気も、上気道(空気の通り道)に急に炎症を起こすのが特徴です。
つまり「風邪ウイルス」というものはなく、色々なウイルスが風邪の症状を引き起こすのです。
その他にも、
・寒さ
・アレルギー
・細菌感染
などが風邪を引き起こすことがあります。
■風邪の症状
原因となったウイルスなどによって、風邪の症状は異なります。
代表的な症状としては、発熱、のどの痛み、鼻みず、鼻づまり、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み、せき、タン、くしゃみがあげられます。
ウイルスによっては下痢やおう吐が起こることもあります。
■風邪の原因
ウイルス性の風邪は次のようにして起こります。
1. 空気中に浮遊するウイルスや手についたウイルスが鼻やのどに入る
2. 鼻やのどの粘膜でウイルスが増殖する
3. 鼻やのどの粘膜に炎症がおこり、せきや鼻水などの症状が起こる
■風邪は万病のもと
昔から「風邪は万病のもと」と言われています。
風邪にかかっても放置しておくと、中耳炎や副鼻腔炎などを引き起こすことがあります。
また、ウイルスや細菌が体内に侵入して増殖すると、肺炎や髄膜炎など、命に関わる深刻な病気まで引き起こされることがあります。
風邪にかかったらお子さんの場合はできるだけ早く、大人の方も3日経っても症状が変わらなかったり悪化したら、お医者さんで診てもらいましょう。
当院では小児科・内科を診療しております。
ご家族みんながかかった時にも、ぜひ安心してご一緒にご来院ください。