肛門の腫れ(肛門周囲膿瘍、乳児痔瘻)
2019年2月1日
難治性で、再発を繰り返すことも多いですが、多くは1歳ごろには軽快します。
従来は切開排膿といって、針やメスで切開して膿を出し、必要に応じて抗生剤の内服がされていました。
当院では、必要に応じて切開排膿し、漢方の内服を組み合わせています。
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)がよく使われる漢方薬です。漢方の内服期間は、1か月前後の場合が多いです。
これらは、大人の粉瘤(ふんりゅう)、ニキビ、扁桃炎、もちろん、大人の痔瘻にも効果がみられます。
1歳以上で再発や発症した場合は、小児外科専門病院への紹介も検討する必要がありますので、ご相談ください。
まなべファミリークリニック
東京都江戸川区南葛西6-12-7